いのち短し 恋せよ乙女
黒髪の色 あせぬ間に
心のほのお 消えぬ間に
今日はふたたび 来ぬものを
吉井勇「ゴンドラの唄」より
美しきものの命は長く続かないのが世の常だといい
コレといって全然美しくはないけれど私が若く逞しくいられる時間にもまた限り在り。
限られた一生という時間の中で何をするべきなのか。
気が付くといつもそんなことばかりに頭を悩ませている自分。
恋愛然り、勉学然り。
そうやって悩むのは結局のところ
いつだって自分の生き方にどこか自信がもてないからなんだろうな。
日、一日の短さに焦るばかりで何にどう優先順位をつけていいのか苦悩。
仕方なく「火の鳥」読破。テーマは輪廻転生。
ある人は言った。
人間の一生は誠にわずかの事なり。好いたことをして暮らすべきなり。
夢の間の世の中に好かぬことばかりして、苦しみて暮らすは愚かなことなり。
「好き」という感情にはいつだって忠実に生きているつもり。
時にやりすぎてしまうほどに。
レールを歩かない。わき見はしない。反省しても後悔しない。直感を信じる。
それでも時には「なんとなく」では伝わらないこともある。
いつもそうやって自分を戒める。
ここ最近、やたらこの苦悩の感情が強いのは
先日亡くなったおじいちゃんが私に与えてくれた貴重な時間なのかもしれない。
そう。
もしこの雫の一滴にいのちを吹きこむことができたならどんなにか幸福だろう?
そのいのちが人をも幸福にしてくれれば尚のこと。
いのち短し 恋せよ乙女
紅き唇 あせぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に
明日の月日は ないものを